ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

マッサージガンで膝の痛みを悪化させてしまった話

ALOHA🌺




メディカルマッサージセラピストのKOKOです。
隔週できてくださる警察官の女性の膝の話を
シェアさせてください!





その女性は50代で警察官ということもあり
体もしっかりして筋肉もしっかりある方で、
警察犬の指導やケアをするポジションを25年
されているベテランさんです。





私がお会いしたのは4年前でした、その時は
ドクターから膝の手術を勧められていて、
手術をすると犬のケアができなくなってしまう
こと、リハビリなどの時間も入れて1年は
現場に復帰できないことから手術を拒否して
いました。





『KOKOどうにかならないかなぁ?」っと
ご相談を頂いたので、隔週で会いにきてくださるように
お約束して、痛みのある膝や犬を引っ張るときに使う
腕の疲労や手首の違和感などを中心に施術をしていました。





その方はお買い物が好きで、体に良さそうな健康グッズを
買ったり自分でも何かケアができないかと模索されて
いました。





必要なエクササイズやボディケアはお伝えしていたのですが、
ある日、ハワイでちょうど流行り始めていたマッサージガンを
購入されたと聞いてちょっと不安でした。






どのくらいでやったら良いかや強さや感じ方などを詳しく
聞かれたので私のマッサージのテクニックは筋肉を根本から
ほぐすようにしていて、次の日にすぐにまた戻ってしまうような
一時的なマッサージではないこと。





2週間持つようにしっかり筋肉を緩めているし、毎日仕事で
体を使われている方にとってマッサージのしすぎは筋肉を痛めて
しまいやすい。休憩が必要な場合もあること全部説明しました。





本当は、使ってほしくなかったからです。
マッサージガンには共感する能力が備わっていないためです。
ほぐれてきてもうこれ以上マッサージが必要ない場所でも
当て続ければずっとマッサージは続いてしまい、筋繊維を
壊して疲労感が増し、ひどい時は痛みに変わります。







これは、強もみを得意とするマッサージセラピストにも
声を大にして言いたいです。筋肉には良くない!
体を壊す恐れがあること。






案の定、その方は毎日やってしまい膝の仲間でも痛めたと
ご報告をいただきました。そうなるとリカバリーに相当時間が
かかってしまいます。






筋肉の炎症は、回復する時間が人にとって違います。
特にこの方の場合は毎日体を酷使しているため、
回復の見込みがない状態だったんです。





当分の間は膝の深い部分まではさわれなかったですが、
膝に負担がかからないように股関節をとにかく動くように
したり、足首をスムーズにさせたり遠くからアプローチして
なんとか痛みが減ってきました。





もうすぐ定年退職をする予定のようで、ご本人も
手術をしなくてすみそうでホッとされていました。






なかなかセラピストの思いは通じないですが、
クライアントさんとの距離を上手に保って良い関係を
築いていきたいですね!


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KOKO's メディカルマッサージでは、


・痛みを抱えた患者さんへの適切なアドバイス方法
・怪我や手術後のマッサージの仕方
・相手の心をしっかり掴むカウンセリング方法


こんな内容の経験談をお話ししています。
ご相談やご質問もいつでもお受けてしていますので、
メッセージくださいね★


MAHALO🌴
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