ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

胸の真ん中の凹みが原因で腰痛が治らなかった患者さん

ALOHA🌺




メディカルマッサージセラピストのKOKOです。
先日担当した患者さんが、重いものを持った瞬間に
ぎっくり腰になってしまい、神経に触れているような
痛みが背中を走っているとのことで、来館されました。




PTとのセッションが終わりマッサージにルームに
いらしのですが、とても不機嫌でした。




痛みがさらに増してしまったようでした。
そこで、どこがどのように痛いのかを
カウンセリングしました。




背中の真ん中を指差して「ここが神経を噛んでいる
ような、押しつぶしているような痛みが
ずっとあって夜も寝るれないの」っと。




涙目でおっしゃっていました。
座っていても、立っていても、横になっても
全部痛いっとのことで、どの姿勢も痛いのでは
逃げ場がないですよね。




うつ伏せから施術を始めていきました。
背中はまんまるになるまり、腰の筋肉の
ハリは少しある程度でした。




背骨の際の脊柱起立筋を緩めて、
お尻やハムストリングス、ふくらはぎと
ほぐして、横向きになってもらいました。




通常ここで、背骨を少し触りながら
胸骨や肋骨の動きの確認をするのですが、
胸骨が見つからなかったのです。




取り合えすここら辺かなっと触りながら、
肋骨を触ると肋骨も通常の位置と違かった
のです。




私の頭の中にはてなマークが飛んでした。





その後、仰向けになりようやく真相が
掴めました。この患者さんは、胸骨の変形
漏斗胸(ろうときょう)だったのです。




左側がこの患者さんの胸骨変形です。
横向きの時に見つからなかったのは
胸骨自体が中に入ってしまって
いたからです。




通常は乳幼児に気づくらしいのですが、
成長と共に目立ってくる場合もあるらしく
この患者さんは55才なので、ハワイでは
あまりその時代は気にされていなかったの
かもしれません。




話は戻りますが、この凹みから背骨側が
後ろに大きく丸まり飛び出ていました。




最初に重い荷物をむりやり持った時から
痛みが始まったとのことだったので、
この姿勢が荷物の重さでさらに
深い姿勢になって痛みを発してしまって
いるのだと思いました。




仰向けの時に、腕を上げてみると
脇の下や胸の筋肉の柔軟性が全くなく
普段からきつめの猫背のような姿勢と
いうのがわかりました。




これがわかっていたら仰向けからほぐせたのに
っと思いながら、時間ギリギリまで
デコルテ、胸、肩の前を揉み緩めていきました。




機嫌が治っていると良いなぁっと思いながら
終わりを告げると。




「羽がついて飛んでいるみたいだわ」
っと喜んでくださいました(泣)





その後お着替えをして出てくると、
両手を広げてハグをしてくださり
本当にありがとうっと喜んで
帰宅されました。




すぐに、PTに伝えにいき
次のセッションでドクターに
胸骨、肋骨のアジャストをしてもらえるように
頼んでみました。





機嫌の悪かったのは痛かったからで
本当は心の優しい女性でした。





これから回復するまで寄り添って
いきたいと思います!!



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KOKO'sメディカルマッサージでは、


・痛みの原因を伝えることのできない患者さんとのカウンセリング
・骨と筋肉の簡単なバランスの調整の仕方
・痛みを起こさせないように患部をマッサージする方法


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MAHALO🌴
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