ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

肋骨にヒビが!施術で気をつけること

ALOHA🌺



ハワイの医療でマッサージをしている日本人のKOKOです。
先日、日本への帰国を終えてハワイに戻ってきたマッサージ
セラピストさんが肋骨にヒビが入ってしまい仕事復帰がすぐに
できなかった事件があったのでシェアさせてください。



久々の日本帰国を楽しみにしていてギリギリまでマッサージを
して日本へ帰国していました。ハワイに戻ってきて連絡をもらい
驚きました。



日本滞在中に、自身の勉強も兼ねてマッサージをたくさん
受けていたそうです。最後にふらっと駅近のやすいマッサージ
屋さんで指圧を受けたそうなんですが。



あまりそこまで筋肉も硬くなかったので、マッサージの強さは
強すぎないで大丈夫ですと言って施術が始まったそうです。
最初はうつ伏せで背中や腕などをマッサージしてもらっていたそう
なのですが、腰の方の施術になったときに背骨に沿っていたマッサージが
少しズレていって肋骨の上の方をマッサージし始めたそうです。



腰は少し筋肉が元々張りやいので、しっかり指圧の圧が入った時は
気持ちよかったそうなのですが、肋骨に触れ始めた時は心配になった
そうです。


ものすごく上から肋骨をぐいぐい押されたわけではなかったそうです。
でも、腰の筋肉から肋骨の方へズレていったのは感じていたそうです。



その場ではそのくらいで次の日のフライトもあったのでマッサージ後は
ホテルに戻ってすぐに寝たそうなんです。ですが事件は次の日の早朝でした。
まず、昨日触られた体のほとんどがとにかく痛かったそうです。



でも、飛行機を乗らなくてならなかったので思いキャリーケースを持って
空港に向かいなんとかハワイに戻ってきたそうです。あまりにも体が変だった
ので、私に連絡をしてどうにかしてもらおうを思ったっと言っていました。



全部に話を聞いた上で、まず今はマッサージを受けない方がいいことを
伝えて、肋骨のレントゲンを撮ってドクターにもてもらって方がいいと
伝えました。


翌週に連絡をもらって、肋骨の何本か腰に近い方にヒビが入っているのが
わかったっと教えてくれました。マッサージを受けている時は、なんとなく
肋骨の上を押してるなぁ少し痛いなぁっと言う感じだったようですが、
まさかヒビが入るなんて思わなかったと言っていました。



たまにいらっしゃいますが、肋骨の硬さを勝手に過信して押しても
大丈夫と認識されているセラピストさん。その方の骨密度は
正直、私たちにはわかりません。



さらに、骨は上から押したら折れたり、支障をきたします。
私は、カナロアボディの皆さんへ指圧のご紹介をするときは
必ず、あまり真上から圧を入れすぎないようにとお伝えしています。



体に対して私たちの手や腕を垂直に使うと、手首への負担が増えて
圧の加減もできなくなるからです。確かに体重を使用してマッサージを
していくことはとても大事なのですが、その体重を自分の手首に
かけてしまうのはとても危険です。



必ず一歩引いて斜めに圧を入れてマッサージをしていきます。
肋骨の部分もそうです。腰回りも真上から圧を入れていいところは、
肋骨がないところだけで、あとは斜めから入れていきます。



肋骨に圧をかけてヒビが入る瞬間は、私たちにはわからない
ので、気をつけて慎重に施術をしなければなりません。どんなに
他の筋肉が硬く厚みがあっても、肋骨周りは弱めに手のひらで
優しく全体的に圧をかけていったり工夫をしながら施術ができると
お互いに安心ですね!



できたら、その日本のセラピストさんへ伝えてあげたいですが、
つながりがないので残念です。



少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです!

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