ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

体のねじれをとるマッサージテク

Aloha🌺



ハワイの医療でマッサージをしている日本人のKOKOです。
先日、股関節の痛みがなかなか取れない患者さんを担当
して、気がついたことがあったのでシェアさせてください!



リハビリにいらして1ヶ月がした頃からメディカルマッサージの
セラピーも受けるようになった女性患者さんがいます。股関節に
痛みがあり立ち姿勢は内股ぎめで、たまに膝にも痛みが出たり
もしかしたら関節炎を患っているかもしれないとドクターに
言われて今度CTスキャンを受けることになっています。



その中、股関節の痛みが増してしまいマッサージも並行して
やっていこうということになり、施術を担当しました。



マッサージベッドに寝てうつ伏せでも仰向けでもどの寝方でも
足を外側に開こうとすると股関節に痛みが走ります。仰向けで
膝を立てて少し外に倒すのもたまに痛いようでかなり気をつけて
マッサージをしています。



こういった関節の痛みが歩けてへの対応は最初にその方の体が
どんなねじれがあるのかを見ています、そしてダイナミックに
関節を動かすよりも筋肉の走行を見てねじれを解いていくような
マッサージをしていきます。



その患者さんは、内股ぎみでつま先が内側に巻いていて、
膝も内側に巻いているようにして生活しています。すると、
体重を支えている足の付け根に痛みがき始めます。



ねじれが起こっている状態の体をいつもと同じように
マッサージをしても多少筋肉が緩むくらいで、根本の
痛みまでは取りきれない場合があります。



ですので、一番ねじれが強い部分を見つけ出してねじれと
反対の方向になるようにマッサージをしていきます。
すると、こっていたように感じていた筋肉もただのねじれが
原因で筋肉が引っ張られていただけの場合もあるので、
マッサージをしなくてもほぐれてしまう時もあります。



上から押すだけのマッサージでは取りきれなかった筋肉の凝りが
ほぐれるので意識しながら施術をしてみるのもおすすめです。



この患者さんは足の太ももが内側に向かって巻いているので、
外に開くように太ももを解いていきます。ある程度つま先が
上を向いてきたら、膝を立ててセラピストさんが膝が外に
パタンと倒れないようにしっかりと支えあげながら、内股の
筋肉をほぐしていきます。



大きな筋肉が緩んできたら、痛みの出ている足のつけ部分を
血流が良くなるようにさするようにスーディングしてあげて、
内側に入りやすい根本の部分をほぐれしていきます。


通常のマッサージよりも筋肉の走行にそってしかも
逆巻きになるようなイメージでマッサージをしていきます。


何度も施術を繰り返し行なっていくことで、
つま先が自然と外を向くようになって、内巻きが取れて
きます。それでも、痛みのレベルがまだ高い場合は
関節炎の場合があるので、ドクターに見てもらうことを
進めています。



ですが、関節炎だからと病名を言われたところで、
リハビリやセラピーの内容はあまり変わらず、
地道に痛みに寄り添いながら減らして行かなくては
ならないので、辛いですが毎日少しづつでも、
痛みが減ってきたら患者さんもモチベーションが上がるので
施術もやりやすくなりますよね!



どんな関節でも、体のクセのよって内側に巻いていって
しまうので同じような状況に遭遇したらぜひ思い出して
参考にしていただけたら嬉しいです!

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