ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

鍼灸師さんとの連携

Aloha🌺



ハワイの医療でマッサージをしている日本人のKOKOです!
一緒の場所で活動をしているわけではないのですが、
同じ患者さんを同時期に施術をしている鍼灸師さんが
お二人います。



1人は日本人の女性で漢方を処方している先生で、
とても親切で患者さんも喜んで通っています。
もう1人は中国系のご夫婦で私のドクターとの
関係が深くほとんどの患者さんがいかれています。



先日、鍼の治療終わりにマッサージにいらして患者さんで
首に針がまだ刺さっていて驚きました!2人で大笑いして
私がすっと抜かせていただきました。(笑)たまに
鍼灸師さんもうっかり忘れてしまうことがあるので、
私もマッサージの際は気をつけています。



鍼灸師さんとマッサージ師の関係性を私なりに考えて
連携をとっているので参考にしていただけたらと思い
シェアさせてください。



私たちマッサージセラピストは自分自身の体をツールをして
施術をしていきます。例えば、僧帽筋(肩周り)の筋肉が
硬くなっているとして、マッサージセラピストは指や手のひらを
使ってこりをほぐしていきます。



この時に、一生懸命表面の筋肉から深い筋肉をほぐそうと
どんどん骨に向かって圧を近づけていきます。ようやく筋肉が
リラックスして深く筋肉がほぐれます。


一方、鍼灸師さんは極細のはりで、すーっと筋肉の深い部分まで
行きとどかせて 筋肉をリラックスさせます。私はどちらも
筋肉がしっかりとほぐれていけばいいと考えています。



が、、、、、、


針治療だけに慣れてしまった筋肉に起きるリスクがあると
思っています。マッサージセラピストに指で緩んでくれていた
筋肉が指よりも細い針でしか筋肉が反応しなくなってしまったら。
どうでしょうか?



たまにすごく筋肉が凝り固まってしまっている人がいます。
いつもどんな施術を受けているか聞いています。その時に
鍼灸に通っていると言われた時はどのくらいの頻度でどのくらい
前か通われているかを情報として聞いておきます。かなりの
頻度で通われて入野でしたら、マッサージをするのはとても
大変です。



以前、もうプロ野球を引退した有名な男性のマッサージを
させていただく機会がありました。テレビで見るよりも
筋肉が割とありました。カウンセリングをしていくと
マッサージに通ってもなかなかリラックスできなくて
鍼灸師さんが毎週自宅に来て、施術を受けているととの
ことでした。



最初のファーストコンタクトでこれはマッサージでは
ほぐれない筋肉とすぐにわかりました。筋肉の表面から
バリッと硬くなり私の親指では到底ほぐれない強者でした。
何をどんな角度でマッサージしても動じなかったのを
覚えています。



その方を半年2週に一度マッサージすることになり
まず、お話させていただいたのは鍼灸の頻度を減らして
セルフケアを取り入れていくことでした。



特に体の痛みがあるわけではなくてただ体が硬くなって
いくのが現役時代から好きではなくて、引退した後も
ケアを受けているだけだったので、強い刺激をなるべく
抑えて普通のマッサージでも反応のできる筋肉を
作っていく計画を立てました。



最初のうちは物足りなそうにこのマッサージで本当に
聞いているのかと心配していた時もありました。ですが、
マッサージの回数を重ねていくごとに、この部分の筋肉が
感じるようになったととか、体がリラックスしている時と
硬くなっている時の違いを感じられるようになったなど、
少しづつですが変化が出てきました。



私としても、最初は親指が負けてしまったり施術中に
冗談を言われても上手に返せる余裕もなかなかなかった
ですが、後半は2人で冗談を言いながら私は手を動かす
だけくらいで十分に筋肉が反応してくれるようになりました。
とても楽に施術ができたのを覚えて今ます。


この流れからいくと、鍼灸師さんとの連携は難しいのでは?
っと、思われますが逆に親指が届かない筋肉の深い層の
部分はやはり針ではないと難しいです。鍼の細さには
かないません。もっと的確に問題のところまで届いてくれます。



ここで言えるのは、鍼灸治療の頻度とスタイルにより
全く筋肉の状態が違うと思います。固くセラピストの指や
腕で解れなくなった筋肉を作ってしまうと後々大変なこと
になってしまうので、私は常に理想の状態を提供して
ご提案しながら改善のお手伝いをさせていただいています。


少しでもご参考になったら嬉しいです!

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