ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

脊柱起立筋の緊張からくる腰痛、肋骨アプローチ?

ALOHA🌺




メディカルマッサージセラピストのKOKOです。
先日いらした患者さんで、慢性な腰痛持ちの男性68歳
どこのマッサージにいても治らなかった腰がほぐれて
喜んで帰宅されたお話です。




P T(理学療法士)から背中がすごく固くなっているから
いろんな角度からほぐして痛みを和らげてあげてねっと
言われたので、施術の時間を楽しみにしていました。





初めて正面から患者さんをみた感じは、
首の動きがぎこちなく、O脚ぎみっという
印象でした。





まずはうつ伏せからマッサージを始めました。
通常、首や肩をほぐしていくと腰の柔軟性や
しなりが出てくるのですが、この方の場合は
腰回りはびくともしなかったです。





こういった方は、腰の筋肉を上からほぐしても
セラピストの体力が奪われるだけで、
全く筋肉が緩んで行かないことがほとんどです。





そこで、今度はお尻(臀筋)や脚全体の
筋肉をほぐしてみましたが、これでも
腰の柔軟性は出ませんでした。





横向きも考えたのですがこの時は仰向けに
なってもらい、お腹から腰の筋肉へアプローチ
しましたが、これでもまだ緩みが甘かったです。






そこで、胸骨をほんの少しだけ手のひらで
押しながら反対の手を背中の下に入れて
肋骨の緊張をとってみることにしました。





すると、脊柱起立筋そして広背筋なども
どんどん緩んでいき患者さんから「ほぐれた
感じがする」っと言われました。




その後は腕を上に持ち上げて肩甲骨を引っ張って
あげたり、肋骨の隙間を広げてあげて
ストレッチをしました。





施術後、立ち上がっていただいたら
「すごく腰まわりが軽くなって、背が伸びた」
っと喜んでいただきました。





ここで、腰痛の患者さんへのマッサージで気をつけたい
ことを2つご紹介します。





1、背骨や腰部はうつ伏せだけでほぐそうとしないこと
2、腰痛が上半身の姿勢からきているのか、脚やお尻からきているか
  を確認しながら施術をしていく



1、背骨や腰部はうつ伏せだけでほぐそうとしないこと
指圧の基本で1線2線、3線と脊柱起立筋を上からほぐす
やり方があるのですが、実は腰痛になってしまっている
方にはほとんど効果がないです。


なので、うつ伏せだけでマッサージを完結せずに
腰がほぐれていなかったらポジションを変えてもらって
違った方向から筋肉を触る方が早いです。




2、腰痛が上半身の姿勢からきているのか、脚やお尻からきているか
  を確認しながら施術をしていく



これは、ほぐしていきながら筋肉が緩むのをみてみます。
もしも、今回のように上半身がリラックスしているのに、
腰がまだ張っている時はアプローチの場所を変えて
全く逆の部位を触って確認してみます。



今回の患者さんは少しレアでしたが、
たまに筋肉が緊張しき


っていて効果が出ない時も
あるので、とにかく緩むまで諦めないで
施術をしています!


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MAHALO🌴
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