ハワイのここ×メディカルマッサージ

手術や怪我の後のケアとしてや、痛みがある患部を直接的にマッサージをして、筋膜を緩め、可動域を上げて、軟部組織の動きをより良くするアメリカ発の療法を紹介するブログ

QL(腰方形筋)の緊張で足にしびれが治らない

ALOHA🌺



ハワイの医療の場所でマッサージをしている日本人のKOKOです。
先日いらした男性の方でどうしても足の痺れが治らない患者さん58歳の
お話をさせてください。



たまに杖をついていらしたり、調子のいい時は少し散歩しながら
いらしたり、その日によってコンディションが違うようですが、
足(foot)もしびれはなかなか取れないんです。



手術も必要ないとドクターに言われてしまって、
でも歩いたり座っていてもなんとなく気持ち悪い。
マッサージならと全身触ってみて、一番硬い場所は
やはり腰でした。



そこで、うつ伏せで骨盤あたりをゆるめることにしました。
骨盤の真ん中にある仙腸関節、亀の甲羅のような骨。
この部分が固まってしまうことで坐骨神経と圧迫して
しまい、足に痺れが出てしまいます。



筋肉自体はもう少し上のQL(腰方形筋)の緊張によるもので、
その下にある仙骨がカチッと固まってしまうという負の連鎖が
起こります。



QLの緊張が先よりもおそらく仙腸関節の動きが悪くなる
もしくは、骨盤が歪んでいってしまって筋肉が硬くなって
しまうのかもしれません。



マッサージセラピストでよくあるのは、腰の筋肉だけを
マッサージして緩めようと頑張ってしまう、一生懸命
背中をマッサージして腰を緩めるなど、仙腸関節を全無視
しているパターンです。



これは、絶対に勿体無いんです。
仙骨の緩みが出て初めて腰がゆるんでいくので
もし仙腸関節を触るのが怖ければお尻の筋肉を緩み切ること
だけでも随分違いが出ます。



今回の足の痺れの患者さんも、QLの緊張をとり
仙腸関節に緩みを出しただけで、随分痺れが治りました。



筋肉がどこの骨にくっついているかをしっかり確認して
ターゲットを絞っていけるといいですね!


少しでもお役に立てたら嬉しいです!


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